みなさな、こんにちは!
Dr.Koba です。
先日お話しした Y染色体 ですが、どんどん小さくなっていってるんですね。
X染色体の遺伝子数は 約1000、それに対して
Y染色体の遺伝子数は 約50 です。
とっても小さいんです。
X染色体とY染色体は同じような大きさだったと推察されています。
ゆくゆくはY染色体は消滅する、、、、なんてことも言われています。
試算では500−600万年後に消失する、とも。
そして現在、草食系男子 なるものが多いと言われています。
昔に比べて 男性ホルモンの濃度が減った、とか、精子の数が減っている、と指摘されています。
どんどん小さくなっていっているY染色体が
草食系男子の原因である
といことについては
No であると僕自身は思っています。
Y染色体が小さくなっているといってもそれは進化の過程で 3億年も前からゆっくりと生じてきたものです。
ここ100年足らずで大きくそして日本人の多くのY染色体が同時発生的に小さくなったとは考えにくいです。
草食系男子が多くなった理由は社会的背景が大きいでしょう。
まず体を動かさなくなった こと。
これにより筋肉が衰え、テストステロンが減少します。そしてテストステロンの減少は精子にも悪影響を及ぼします。
そして昔は、男が責任を背負ってリーダーとなり色々なことが行われていましたが、そういったことも希薄です。
世の中の流れとして、男として求められることが少なくなったという側面もあります。
さらに環境ホルモン(内分泌撹乱物質)が影響しているとも言われています。
そして特に草食系男子とは 恋愛に関心がない・奥手である こととして使われますが
その方達も 実際の女性に興味がないだけで アニメや二次元・フィギュア などに興味がある人も多いです。
恋愛の対象が現実世界の女性だけでなくなった、ことも大きな原因なのではないでしょうか。
しかし、動物にはY染色体が消滅したものもいるそうです。
このまま男が消滅しないよう、皆さん生涯現役で頑張りましょう!
Dr.Koba