みなさま、こんにちは。
Dr.Koba です。
本日は薄毛(ハゲ)についてです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B7%E6%80%A7%E5%9E%8B%E8%84%B1%E6%AF%9B%E7%97%87より引用
薄毛の原因は大きく分けて二つあります。
①男性ホルモン
②髪への栄養障害
です!
男性の薄毛は男性型脱毛症といい
AGA; androgenetic alopecia です。
AGAの原因は男性ホルモンです。
なので巷では男性ホルモンが多い人はハゲる、と言われていますが、これは正確ではありません。
男性ホルモンの代表はテストステロンですが、そのテストステロンが5αリダクターゼによりジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることにより薄毛になります。
正確ではありませんが
善玉男性ホルモンがテストステロン
悪玉男性ホルモンがDHTと覚えていただければ大きな問題はありません。
DHTが多いと、前立腺肥大症や前立腺癌のリスクが上昇するという報告もあります。
この DHTが薄毛の原因ですが。
なぜDHTが薄毛の原因になるかといいますと
毛のサイクルを爆速で回してしまうからです。
毛は育って抜ける、という周期がありますが
DHTにより、十分に育つ前に抜けさせてしまうわけです。
通常 髪の毛の成長期は2−5年ですが、DHTが爆速で回してしまうと
成長期が数ヶ月ということにもなってしまうのです。
http://www.harg.jp/basic.html より引用
髪の毛に対してはDHT悪いことしてしまいます。
なのでAGAの治療の基本はDHTを減らす、ということになります。
どのようにして減らすかといえば
テストステロンをDHTに変換する酵素 5αリダクターゼ を減らすことで
DHTを減らすことができます。
そのお薬が プロペシア や ザガーロ な訳です。
5αリダクターゼ阻害薬 といいます。
AGAには特徴があります。
ベジータ、ザビエル、波平さん
そうで、基本的にAGAは
生え際(M字)、頭頂部にしか起こらないのです。
それは 生え際と頭頂部がDHT感受性(DHTが作用する)であり、他の部位側頭部や後頭部はDHTが関係しないからです。
波平さんはある意味完成形な訳ですね。
AGAですが、お薬を飲めばかなりの確率で改善が見込めます。
民間療法やシャンプーなどもいいですが、補助にすぎません。
まずはAGA診療をしている医師に相談しましょう。
AGAはどんどん進んでいきます。
気になっている方は座して死すよりも行動を起こしましょう。
気にならない方は問題ありません!
Dr.Koba