皆様、こんにちは。
Dr.Koba です。
最近は嬉しいことに講演依頼が多く、そのスライド作りに時間を割いておりました。
また、日々の診療も忙しくなってきており、少しずつ自分のしたいことが形になってきて嬉しく忙しく過ごしています。
さて、気になる記事を見つけました。
セクソムニア について。
セクソムニアとはSexsomnia と表記し
Sex と insomnia(不眠症)を組み合わせた造語です。
別名 Sleep Sex とも呼ばれるそうです。
馴染みが深い言葉では、睡眠中に色々と行動してしまう
という疾患があります。
睡眠中に意識なく、問題行動をおこす症状を
睡眠随伴症(parasomnia)と称します。
セクソムニアは、夢遊病の性的な行動、状態と考えてもらえればわかりやすいですね。
具体的な症状としては睡眠中に
②愛撫
③セックス
④性的な発言
⑤オーガズム
などの性的な行動を起こすようです。
本人は記憶がなく、指摘されても信じられないとのこと。
問題は自分に意識がなく、相手を選ばない、ということ。
パートナーでは大きな問題とならないかもしれないが、相手がパートナーではない場合(友人、親戚)などでは大きな問題となってしまいます。
症例によっては性的興味がない同性への性的行動もあったとのこと。
同性に睡眠中に襲われてはたまったものではありませんね。
海外では49例が報告されており、警察沙汰になっているものもあり、早急な知見の集積、治療法の確立が望まれます。
原因として、ストレス、精神病薬、性的トラウマ、などが関係あるとのこと。
抗てんかん薬のクロナゼパムが効果を認めること、他には睡眠時無呼吸症候群を改善させるCPAPという治療が効果を認めることが報告されています。
ふと目覚めてムラムラしてオナニーしたりセックスしたりすることとは、大きく違う症状ですよ!!
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29618539
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28364495
色々な病気があるものです。
それでは皆様、ステキな週末を。
Dr.Koba