みなさん、おはようございます。
Dr.Koba です。
男性の強いミカタ 勃起薬!
なんと心臓にもミカタとなる可能性が報告されました!
Association between treatment for erectile dysfunction and death or cardiovascular outcomes after myocardial infarction.
43145例の心筋梗塞後患者のうち7%がその後ED治療薬を処方されていた。
その人たちを3.3年解析。
心筋梗塞後にED治療薬(PDE5阻害薬)を内服した患者は内服しないグループと比べて
入院するリスクも下がる(40%)
という結果でした。
この結果はPDE5阻害薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)の結果であり
その他の勃起薬であるアルプロスタジル(尿道に入れるタイプの勃起薬、これはこれで興味ありますよね!)にはこの有効性は確認できなかったとのこと。
PDE5阻害薬は
血管の保護
男性ホルモン増加作用
認知機能改善
など様々な効果が報告されておりとても魅力的な薬です。
僕も週二回内服しています。
しかしながら
副作用がない訳ではないので、そのリスクを負える方のみ内服しましょう。
副作用は胃部不快感、ほてり、頭痛、などです。
頻度はとても少ないですが、持続勃起症、視力障害も報告されていますが僕は出会ったことはありません。
何事にもリスクとベネフィットはあります。
そこは自己判断で選択しましょう。
飲むも飲まないもあなたの自由です!
またこの研究は後ろ向き研究というもので、後から解析したらこうだった、というものです。
なので直接的な結果ではありません。
どういうことかとういと
ED治療薬を内服していたグループは心筋梗塞が軽症だから、その後セックスできるくらい元気だったということも考えられる訳です。
しかしながら前述のように
勃起薬の良い報告は散見されますし、良い報告は今後もどんどん増えていくことが予想されます。
気をつけなければならないことは
統計学は素晴らしいですが、データの取り方により真逆に解釈できることもしばしばです。
コレステロールを下げる薬のスタチンも、もてはやされ、時に落とされ
と現場を混乱させています。
色々な報告がありますが勃起薬(PDE5阻害薬)に関しては体にいいというスタンスです。
悩むくらいならどんどん飲んでいけばいい、のではないでしょうか。
勃起薬で生涯現役(健康もおちんちんも)で夢と股間を大きくしましょう。
注意:心臓に持病のある方は勃起薬の内服に関しては主治医と相談して内服してください。
Dr.Koba