我ら性機能のバイブル雑誌
journal of sexual medicine より
Anatomic Basis and Clinical Effect of Selective Dorsal Neurectomy for
Patients with Lifelong Premature Ejaculation: A Randomized
Controlled Trial
生まれつき早漏の患者の陰茎背神経部分除神経術(SDN)の早漏に対する効果を検討
3群に分けて
group1; 包茎のみで早漏を伴わない患者に対して包皮切除術のみ
group2a ; 包茎と早漏を伴う患者に包皮切除術&SDN
結果
IIEFという勃起能の質問には問題なく3群とも勃起能力は正常
早漏群は有意にPEDTスコアという早漏の問診票でスコアが高く2a,2bは確かに早漏
比較的太いものが多く
全ての分枝の直径を合計した数値も早漏群が大きい値であった
2 mm diameter 2.1 ± 1.1 、3.7 ± 1.5、 3.4 ± 1.7、 <.001*
Total number diameter 6.6 ± 1.4、 9.5 ± 2.6、 9.8 ± 2.1 <.001*
SDNを施工した例では有意に射精コントロールがつきやすくなった(すぐにいかなくなった)
Ejaculation controllability, n(%) — 36 (81.8) — 2 (4.2) <.001*
SDNは生まれつき早漏患者に対して有用な可能性が高い
要はSDNを行なったgroup2aのみが早漏状態が改善したとのこと
生まれつきの早漏患者は陰茎の知覚である陰茎背神経が発達している可能性が高く
比較的太い分枝(2mm以上)を選択的に切除することで早漏が改善する可能性がある
注意
陰茎背神経の本幹を切除してしまうと陰茎知覚が鈍麻してしまいセックス の感覚が失われてしまったり、しびれ感が残ったりするので推奨されません
あくまでも選択的に分枝を切除するということが大事です!
この手術やってみたいけど分枝を特定するのが難しそうです、、、
早漏の治療も
行動療法(TENGAリハ)
や
塗り薬(トノス)
内服薬(プリリジー)
などたくさんあります。
諦めず頑張りましょう!!