2012年から梅毒という性感染症が激増しています
激増している梅毒についてまとめてみました
症例写真もあるので閲覧注意です
2012年までは1000人未満で推移していたものが
2017年には7倍近くに増加しています
そして男女ともに増加しており特に女性は10代・20代の若年者に感染者が多いことも問題です
梅毒感染は人ごとではなく特別なことではありません
性行為をしたことがある人なら誰でも感染する可能性があります!
不特定多数との性行為はできるだけ避け
コンドームを使用するなどsafer sex を心がけましょう
膣ペニスだけでなく、アナルセックスやフェラチオなどのオーラルセックスでも感染します
男同士・女同士でも感染します!
梅毒は
梅毒トレポネーマという病原体が感染することによって起こります
潜伏期(感染してから症状が出るまで)は様々で
10日から70日と幅が広いです
経過により第I期から第Ⅲ期に分類されます
第1期(10日から3ヶ月程度)
おちんちん・おまんこ付近にしこりや潰瘍(ぶつぶつやデキモノなど含む)ができます(この潰瘍は痛みを伴わないこともあります)、鼠径部のリンパ節が腫れることもあります。
放っておくと消退(消えて無くなる)ますが、治ったわけではないので注意が必要です!
第2期(感染後数ヶ月)
梅毒性バラ湿・扁平コンジローマと呼ばれる皮疹が手のひら・背中・口の周りなど全身性に出現します。
第3期梅毒
ここまでくると深刻となり
神経梅毒と言って脳に障害が出てきて麻痺や認知用症状が出現したり
皮膚・血管・神経 ・骨などに
ゴム腫というデキモノができたりします
心血管梅毒や脊髄癆なども出現し命の危険が出てきたり麻痺などを生じたりして社会生活を送るのが困難となるほど重篤になります
鼻は障害されやすく、梅毒患者は鼻が落ちると昔はよく言われていました
漫画 仁でも紹介されていますね
薬がない時代、梅毒は不治の病として非常に恐れられていた病気でした
このような経過を辿ります
注意することは早期からでも神経症状を呈する
神経梅毒が生じることがあることです
梅毒は早期に治療すれば完治し得る病気です
受診せず熟成させるととても怖い病気ということはわかってもらえましたね!!
海外ではペニシリンG240万単位の筋注一発が推奨されていますが
日本では使用できないので内服治療となります
アモキシシリンという内服薬を病気に合わせて服用することになります
さらに妊婦さんが梅毒に感染すると
赤ちゃんに感染して
重篤な合併症や命の危険があります(先天性梅毒)
貧血、肝脾腫、血小板減少、骨軟骨炎、水頭症、知的障害
眼病変など多くの合併症を引き起こす可能性があります
もし感染して妊娠中のパートナーがいる場合は赤ちゃんに大きな健康被害をもたらす可能性があるので絶対に隠さず打ち明けるようにしましょう!
ここで保身に走る人に父親になる資格は無いと思います
フェラチオ・クンニでも感染することがあるので気をつけましょう!
感染する可能性あります!
梅毒はとても怖い病気です
性交渉後に何か異常を感じたら医療機関を受診しましょう!
症状がなくても気になる方は
全国の保健所で匿名・無料で検査をすることができます。
しっかりと知識をつけて自分の体を守りましょう!
梅毒は早期に診断してしっかりと内服治療をすれば治る病気です!!
感染しないようにsafe sexを心がけることはとても大事です!
まずはコンドームをしっかりと装着しましょう!
妊娠・出産・性感染症を学ぶ上で
はとてもオススメです。
僕も勉強させてもらってます。
ワクチン・医療の進歩・重要性を理解するのに
仁
もおススメです
医療の大切さがわかりますね!
参考文献
http://jssti.umin.jp/prevention/syphilis/02.pdf
東京都福祉保健局リーフレット
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/seikansensho/publications/index.html