皆さま、こんにちは。
Dr.Koba です。
今回のメインテーマはオナ禁です。
ネット上
でもとても盛り上がってますね(^^)定番のネタです。
オナ禁とは文字通りオナニーを禁止するということ。
しかし、オナ禁にも色々宗派があり
セックスでの射精をOKとする宗派から、射精を一切禁止するストイックな宗派まで様々です。
色々と難しいところがあるので、今回は
射精を一切禁止する宗派 について述べたいと思います。
オナニー = 自慰による射精 として話します。
オナ禁(射精禁止)で考えられるメリットとして
①射精に伴うミネラル・たんぱく質の喪失を防ぐ
以前のブログでも触れましたが、亜鉛の消失量はバカになりません。
亜鉛は男性ホルモン維持に必須だけでなく、髪・肌の維持・生命の維持に欠かせないとても大事なものです。一回の射精で最大で1mgの亜鉛を失ってしまう計算です。
doctorkobakoba.hatenablog.comまた、精液には精子を保護するための様々なたんぱく質が含まれています。
これらを失ってしまうと体に色々とありそうですね。
②射精に伴うホルモン変動を受けない。
Dr.Koba が実際に行った研究。オナニー中のホルモン変動。
オナニーをすることにより、男性ホルモンの上下、コルチゾール(ストレスホルモン)、プロラクチンの上昇があります。
ストレスを受けると上昇するホルモンです、ということはやはりオナニー
オナニーをするとこのホルモンが上昇しますので、免疫が一時的に低下することも考えられます。
オナニーをすると少し体調が悪くなるような気がしませんか?(僕だけですかね汗)
また、オナニーを禁止すると男性ホルモンが上昇します。
男性ホルモンはモテホルモンとも言われ、男性ホルモンが高いほどモテますから、オナ禁してモテるようになった、というのはあながち間違いではないのかも。
しかしながら過去の報告ではオナニー禁止して一週間までは男性ホルモンは上昇するのですがその後徐々に低下する、という報告があります。
完全な射精禁止が男性ホルモンを高めるかは、何とも言えません。
A research on the relationship between ejaculation and serum testosterone level in men.
J Zhejiang Univ Sci. 2003 Mar-Apr;4(2):236-40.
以前にブログで触れています。
射精することのメリットとして
射精をたくさん人は、射精しない人に比べて前立腺癌のリスクが下がる
という報告があります。
これは射精しないと精液(前立腺液)が参加して、がん細胞の生成を促す事が示唆されています。
なるほど、と思いますね。
③眠りの質が良くなる(オナニーを夜にした場合)
勃起は副交感神経、射精は交感神経です。
副交感神経はリラックスしている時、交感神経は興奮している時、とざっくり覚えてください。
なので
射精をすると交感神経優位になり、寝つきが悪くなる可能性があります。
お酒と一緒で眠りやすくはなりますが、眠りの質が悪いということです。
結論としては
オナ禁は一定の体にいい効果がある!
僕の推奨は
貝原益軒先生の
接して漏らさず(勃起はすれども射精せず)です!
Kobayashi(僕です!)らの研究でも性的興奮から射精をするまでは男性ホルモンが上昇する事が報告されています。
長期的なものは文献がないのではっきりとしたことは言えませんが
一週間に一度射精する の ライトオナ禁 が体にいいのではないでしょうか!
ちなみに
セックスとオナニーでは精液の質やホルモン変動が違う事が示唆されています。
doctorkobakoba.hatenablog.comセックスとオナニーはまた違う結果になるかと思います。
わかる範囲で文献的考察を交えながらオナ禁について考えてみました。
それでは皆様、よき週末を。
Dr.Koba